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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


欧州労組、ムシム・マス労働者との連帯でEU委員会および企業に圧力を高める

Posted to the IUF website 28-Apr-2006





IUFの欧州地域組織EFFATは、外交関係担当欧州コミッショナー、ベニタ・フェレロ・ワルダーにインドネシア政府にムシム・マス椰子油会社による深刻な人権侵害とこの虐待に関する地方当局の共謀行為を是正させるために必要な行動を取ることを正式に申し入れるように要請した。4月19日付の書簡で、EFFAT書記長ハラルド・ビィデンホッファーは、フェレロー・ワルダーに、次回のインドネシアに関する討議をこの問題提起のためインドネシア政府とムシム・マスに圧力をかける機会に利用するよう要請した。

インドネシアは、海外援助と貿易黒字ではEUとの関係から多大な恩恵を受けている。この黒字にはムシム・マス製品が含まれている。インドネシアとマレーシアが生産している大量のパーム油を欧州の産業が使用している。この書簡の写しはEU貿易コミッショナー、ピーター・マンデルソンに送られた。IUFもまた欧州議会と他のEU機関でムシム・マスに関する行動のために他の手段を積極的に追及している。

ふたつの欧州労組、ドイツ食品関連労組NGGとオランダのFNV Bondgenotenもユニリバー欧州労使協議会がユニリバーに対しムシム・マスから距離を置くように、また公に会社の製品に使われるパーム油の仕入先を明らかにするようにと同じ要請をした。今日まで、ユニリバーは回答していない。

同様の要請をするために今や広い範囲の企業が対象にされている。IUFはダノンにムシム・マスの対立を知らせ、この状況は会社の責任と感じていることを示唆した。EFFAT・ IUFは持続可能なパーム油円卓会議(ユニリバー、Jan Kess Visが議長を務める複数利害関係人の組織で、ムシム・マスは理事会委員)のメンバーである以下の企業に円卓会議も含めてムシム・マスと距離を置くように、そしてパーム油の仕入先を明らかにするように要請した。これらの企業は、AarhusKarlshamn AB, BIOX, キャドバリー・シュウェップス、Cognis, CSM, ダニスコ、フェレロ、 不二製油、 KOG Edible Oils, Lipidos Santiga, Nutriswiss, サンタマリア、 Spychiger Oil Trading, Safic-Alcan, ケリーグループ、ノーザンフーズである。EFFATはまた、円卓会議のメンバーでない食品企業や小売企業にIUFのムシム・マスに関する立場を知らせ、同様にパーム油の仕入れ先を明らかにするように要請した。これらの企業とは、Bunge Europe, クラフト、ユナイテッド・ビスケット、ハインツ、ケロッグス、ペプシコ、アルラフーズ、ネスレ、 RHM, Lactalis, パルマラット、リーフ、マース、サラ・リーである。同様の取り組みが他の地域でも準備中である。