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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


フィリピンのコカコーラ労組、いつわりの人員整理を不当労働行為として公表

Posted to the IUF website 27-Apr-2006





メーデーの先駆けとして、IUF加盟のフィリピン・コカコーラ労組連盟(ACCUP)は常用雇用を外注や契約に置きかえる『潜行する人員整理』に対して新たな闘いを開始した。

これから数週間のうちに、ACCUP加盟労組はコカコーラ・ボトリング工場と販売事務所の経営者に手紙を出し、2001,2002,2003,2004,2005年に余剰と宣言されたいくつかの職位が実は、余剰ではなく、契約雇用の従業員や派遣会社からの従業員で占められた事に懸念を表明する。

フィリピンのコカコーラ事業はフィリピン・コカコーラ・ボトラー(CCBPI)が運営する。同社はコカコーラ・カンパニーとサンミュゲルのジョイント・ベンチャーである。

組合は、CCBPI経営が2001−2005年に組合員にあてた余剰人員整理の手紙の写しを組合に提供するように要求している。これらの書簡は組合員の仕事は人員整理の対象となり、退職するか転勤するかを24時間以内に認めることを要求したものである。しかし、ACCUPの組合によると、これらの職位は余剰ではなく、その後すぐに下請け会社や派遣会社を通じて雇用された労働者で埋められた。

いくつかのケースでは、これらの余剰人員整理は、フォークリフトのオペレーター、冷凍機オペレーター、輸送機オペレーターにもおよび、これらの職位は労働協約に、労働協約規定にカバーされる常用従業員として明確に記載されている。

ACCUPの指導者は、ほとんどの組合員が余剰人員整理の手紙を見せられたのみで(写しの保持が許されず)経営者が証拠隠匿を行おうとしたようだと議論している。

「組合員は自分の仕事は余剰で、選択の余地はないということから解雇手当、転勤、早期退職までを認めた」と、ACCUP指導者は、2006年4月6日のACCUP-IUFキャンペーン会議で語った。「しかし、彼らはだまされた。というのは彼らの仕事は今日も存在している。そしてこの仕事は契約業者や派遣業者を通じて雇用される労働者で埋められた。彼らは労働協約でカバーされず、組合員になる権利を否定されている」