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InBev: さらに虚言とレイオフが、

02-Apr-2006





3月17日にIUFは、数量では世界最大のビール会社、InBevのベルギー本社に世界中からメッセージを送るように要請した。強引な経費削減と一連の買収が、生産移転、レイオフ、地元のビールおよびビール醸造伝統の破壊をもたらした。労働者にとってこの結果はリストラの継続、失業、恒常的な不安定であった。会社がグローバルブランドを派手に買いまくっているが、これは労働者との約束を破った上に築き上げられたものだ。
InBev経営者は今IUFとその組合員に回答してきた。回答は2つの形を取った。ベルギーでは、InBevが閉鎖を望むヒューガルデンとベルヴューのビール醸造所の労働争議で国の仲裁制度の試みを全て拒否した。(背景情報)。会社が妥協しないために3月9日に話し合いが決裂し、労働者が指令し、ストライキが3月28日に行われた。広報活動として会社は、会社にメッセージを送り、キャンペーンを支援した人全てに同文の手紙を送り、IUFに回答をした。
InBevは未だに事実をほとんど重視していない。IUFはInBevに以下の4つのポイントを行うよう要請した。

� モンテネグロのTrebjesaビール工場の現地経営者の嫌がらせと報復からストライキ参加者と組合員を全面的に保護する2002年のドゥブロブニク合意を実施する。
� 署名した合意書に従い、モンテネグロビール工場の労組委員長、ボジダール・ペロヴィックに全額かつ公正で適正な補償を提供し、職場復帰させる。
� ベルギーのヒューガルデンとベルヴュー醸造時の組合と実質交渉に入る。
� 組合に対し、明確かつ具体的な会社の長期計画の情報を提供し、欧州事業のリストラに関し欧州全体の合意のために交渉に入る。

InBevは何を言うべきか?会社はモンテネグロでは国内法、国際法に全面的に遵守し、2002年末に労働者を解雇した時はTrebjesaのストライキ参加者を差別しなかったと主張する。InBevはまた2005年のモンテネグロ裁判所判決を全面的に従い、組合委員長ペロビックの職場復帰させる合意を守ったと主張する。『2001年にTrebjesa工場で始まった組織の体系化に添って、異なる学歴の47名の従業員が退社を余儀なくされた。これにはストライキ参加者も、そうでないものも入っている。ストライキの参加行為が決定要因あるいは差別要因として使われた事は一切ないことを保証する』

Trebjesaの件の事実はこうである。50名の労働者が2002年末に解雇された。このうちの45名は2002年5月のストライキに積極的に参加した者だった。その年の9月に署名された差別からの保護保証のドゥブロブニク合意の対象になる従業員だった。会社はこれらの案件どれもがストライキの参加が決定要因あるいは差別要因として使われなかったと主張する。しかし数字はそうではないと語る。ストライキとロックアウトが行われた年に、ストライキに参加しなかった労働者に個別ボーナス700ユーロが差別的報酬として出されている。さらに、この解雇の後、会社は新しく従業員を雇用した。ビール工場は労働者が必要だったが組合員ではだめだったのだ。

会社は国内法を遵守しているか?2005年の高等裁判所の判決は、InBevは原告(ペロビック)を再雇用し、職場復帰させる義務を負い、被告はストライキ参加者とストライキ組織者に対して制裁を加えない事に合意するドゥブロブニク合意書に違反するという2003年7月7日の判決を確認したものである。もしこれでも十分に明確でなければ、モンテネグロ労働法140条で、組合代表は、会社がそのポジションをもはや必要としなくとも、代表として選出された全期間とこの期間終了後6ヶ月間までは解雇、再割当、転勤の扱いにすることはできないと明記している。InBevは法律にも裁判所判決にも従わなかった。ペロビックは2005年4月13日に職場復帰したが、同日に年休を取らされた。経営者は6月に彼を余剰人員整理対象者にして、2006年1月に雇用を終了した。この間彼が工場に戻るのを許さなかった。通常、職場復帰というのは限定された期間のみでなく、職場に戻ることを意味する。

2005年7月4日に、工場支配人、アレクサンダー・トミックが組合に書簡を送った。『ニクシックの裁判所の判決を受け取った後、我々は本社に連絡を取った。2003年11月27日に回答が来て、我々の過半数を占めるオーナーは、ビール工場に投資したい意思であるが、安定した社会状態が必要である。余剰人員整理の対象となった労働者は再雇用されない』もしこれでも十分に明確でなければ、Trebjesa経営者と組合の2005年11月8日の会議の議事録、これは組合と経営の両者が署名しているが、ここに経営者の発言が記録されている。『ペロビックの案件に関して、InBevの態度がはっきりと示された。-彼のビール工場の復職は工場の全ての投資を停止するという犠牲を払っても許されない』

InBevは全て承知している。彼らはふたつの裁判所の判決とIUFと結んだ合意書に従うことより、簡単に虚言を吐くことを選んだ。

さらに虚言と解雇が、

InBevは『人にコミットする』と公言してはばからないが、コミットするのは雇用削減を通じての即席の利益ばかりだ。欧州のリストラ計画に関する包括情報の要求に対して、InBevは、組合と欧州協議会に対して6ヶ月以上先の計画に関しては情報を提供できないと回答した。

株主の方々、聞いていますか?あなたの投資を最大にするはずの会社が将来6ヶ月以上の事は計画できないというのだ。深刻な質問がされるべきだ。

InBevは、6ヶ月の時間枠に限り、これが雇用の喪失する時が差し迫っていると従業員に通告することであるならば情報を与えるし、協議もしたいとする。会社は欧州のリストラの雇用への影響を管理する欧州の枠組みに関して交渉する(情報協議ではなく)という組合の要求を拒否し続けている。この拒否姿勢は、真剣に交渉する意思がない事を示した3月9日に繰り返されて、これが3月28日のストライキを起こした。

さらに虚言とレイオフが、InBevへの抗議を続けよう!(このキャンペーンは終了しました。-2007年6月)