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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


プレスリリース:権利・雇用の安定・HIV/エイズが国際労組とコカコーラの会議のトップ議題

Posted to the IUF website 15-Feb-2006





コカコーラ製品の製造・販売の大きな市場を持つ加盟労組から構成されるIUF代表団は、2月28日にアトランタでコカコーラカンパニーの企業機構上級メンバーと丸一日の会議を行う。この会議ではコカコーラ・システム全体の労働権と労使関係の問題を検討する。IUFの代表団は、北米、中南米、欧州、アジア太平洋からの上級組合代表を含む。
会議では他の議題に併せ、以下の議題が提起される。
コロンビアのコカコーラ事業で、深刻な権利侵害が行われているという主張が今でもされている。このほとんどは主要な中南米のボトリング・カンパニー、FEMSAに関したものである。
ガテマラでは、IUFは主要なボトリング工場の加盟労組をコカコーラとの交渉でこの労組を支援できたが、小さなフランチャイズのボトラーの争議はまだ解決されていない。
ニカラグアを初め他の国の組合権の問題も討議の議題として大きく扱う。組合側の会議が2月27日に行われ、会社との最初の意見交換がその晩に行われる。
コカコーラエンタープライズのリストラに関して、雇用に重大な影響を及ぼす会社の決定に関して組合に真面目な協議が無いことにIUFの欧州の組合員の失望が大きいが、これも議題で大きく取り扱われる。
議題の他のキーポイントは、コカコーラ・アフリカ労働者のHIV/AIDS患者の医療とレトロウィルス治療へのアクセスと、会社が受けられるようにすると明言したプログラムに現在参加する労働者の数が比較的少ないことである。IUFは、この緊急課題に関して、将来IUFのアフリカ労組を討議に参加させようと計画している。
コカコーラシステムにおけるリストラ、アウトソーシング、雇用の非典型化の全体的な評価をして討議の結論とする。
「我々の加盟組合はコカコーラ・システムにおける大多数の組織労働者を代表する」とIUF書記長ロン・オズワルドは語る。「加盟組合は彼らの権利、雇用、コカコーラ労働者とその家族の将来を守るために国際組合ができる限りを尽くすことを期待している。我々は、グローバルなコカコーラ・システムにおける権利と労使関係を討議するためにIUFの組合の国際代表団と1年に2回正式に会合を持つことをコカコーラが合意したことを歓迎する。IUFの仕事は、このプロセスが確かにコカコーラ・システム全体を通じて労働者のために具体的な結果をもたらすようにすることだ。これらの問題を扱う透明な包括的なメカニズムが究極的に交渉された透明な強力な執行可能なIUFとコカコーラカンパニーの合意の上に築き上げられなければならないと確信する理由はここにある。我々のゴールは、グローバルなコカコーラ・システムを通じて労働者に組合権の確保が強く保証された合意である。この会議でこのゴールに向けてどれだけ前進したか、また今後の進展はどれだけ厳しいかを評価できるだろう」と、オズワルドは強調した。