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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


クラフト拡張プラン

Posted to the IUF website 07-Feb-2006





「2006年1月30日、クラフト・フーズは、2004年に始められた持続可能な成長計画に補足する拡張リストラ計画を発表した。これは1月31日の朝、欧州労使協議会の選択委員会に電話会談を通じてに伝えられた。クラフトはさらに20工場の閉鎖を行い、8000名の従業員を解雇する。これは会社のあらゆるレベルで行われるグローバル・プランである。選択委員会はこの発表からクラフトは事業を成長させもっと収益を上げるというより、むしろ経費削減に焦点をあて続けていくということを理解した。8000名のクラフト従業員が雇用を失うかもしれないこと、この発表が会社全体に不確実性を生むことを遺憾に思う。あらゆるレベルで、工場閉鎖とダウンサイジングを防ぐために活発に行動しなければならない。2005年9月の欧州労使協議会でクラフト従業員は、『信頼できる将来』を求めた。これは我々が求めた答えではない」。
Bente Loevaas,クラフトフーズ欧州労使協議会副議長

会社発表からの抜粋

拡張リストラ計画
2004年1月、本社は、2006年末に年間で税引き前金額で4億ドルの節約を実現するためのリストラ3年計画を発表した。これにより1回限りの税引き前経費は12億ドルとなる。2年間のプラン実施により累計の節約額は約2億6千万ドルに達し(当初の2億6千万ドルー2億8千万ドルの範囲内)良好な結果である。一方で、経費は、約9億4千万ドル(当初の2年間予測、10億8千万ドルー11億6千万ドルより良好)だった。2年目に、会社は19の生産工場の閉鎖計画と、(3年間計画では20工場まで)約5500の職位(3年間計画では6000)を撤廃すると発表した。
最初のリストラによる節約額は当初の予想を上回る年間4億5千万ドルに達すると見込まれている。一方で1回限りの経費は12億ドルに留まると予想されている。節約額が予想より高くなったのは、主に2005年10月に発表された北米の再編成が徹底的なものだったこととまたその時期が早まったためである。

2004年の計画の成功の上、本社は拡張リストラ計画における更なる経費削減の機会を確定するために事業の簡便化と組織編制を強化した。この計画のイニシアチブは更なる組織の合理化、サプライチェーンのリストラ、工場閉鎖を含むもので、本社は、2008年までにさらに20の生産施設を閉鎖し、組織のあらゆるレベルの8000の職位(従業員の8%)を撤廃することを意図している。
今まで、本社は、オーストラリアビクトリア州ブロードメドウと米国アラバマ州フーヴァーの生産施設閉鎖の計画を発表してきたた。欧州連合の経営者は、競争の激しい環境で効率よく事業を運営し、かつ間接費を削減していることを認識した。また、複雑な事業運営を減らし、施設閉鎖を可能にするために、2004年から行われている最小在庫管理単位削減計画を広げる。過去2年間で最小在庫管理単位の約20%を削減したが、2006年にはさらに10%削減する。

拡張されたリストラ計画により増化した税引き前節約額にさらに約7億ドル、税引き前経費に25億ドルが加えられる。拡張計画に必要な資本的支出は本社の全体の資本支出予算に含まれている。これは2005年に12億ドルであったが、2006年もそのまま横ばいが続くと見込まれている。