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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


ポーランドのペプシで反組合運動が強まる。組合議長が解雇され、会社は今でもセクハラへの対応を拒否

Posted to the IUF website 14-Jan-2006





ポーランド、ワルシャワ近郊のグロジンスクのペプシコ・フリトレー・スナック・フード工場では12月14日にNSZZソリダリノスクの食品部会の組合役員が解雇され、この組合に対する攻撃が強化されている。この解雇は、工場のセクハラ犠牲者にポーランド全土からのまた国際的な支援が育ってきている中でおこったものだ。

組合議長のスラウォミール・ザグレジェクが解雇された。これはタブロイド新聞スーパー・エキスプレスが組合の実際の組合員数は組合が主張する組合員数より少ないため、専従組合役員として給与を組合議長が得ているが、これは不当な利益だというものだった。工場内の反組合の気風のために経営側は何年も労働協約の更新交渉を拒否している。恐怖感が蔓延する中、組合はチェックオフ制度に頼らず、定期的に組合費を徴収していた。経営側は、タブロイド新聞の記事に素早く反応し、公証人を含むチームを工場に入れ、全従業員から組合加入を確認する申告書を取った。申告書は組合代表に開示されず、(組合代表はこの手続きを違法で、労働者を威嚇するために行ったものと議論した。)会社は、結果はタブロイド新聞の記事の『発見』と同様であったと主張し、即座に組合議長のザグレジェックを解雇した。

この工場で、こうした言語道断な組合権の侵害が行われるのはこれが始めてではない。国際的な支援を得て組合はスーパーバイザーからセクハラを受けた被害者とまたこれを目撃した8名の女性のために闘争を続けている。この女性たちは2004年12月に解雇や、強制退職の憂き目にあった。(背景情報はここをクリック) この8名の女性は全員が組合員だった。工場内のこの陰険な反組合の気風のために組合員は組合に加入していることを公けにしたがらないのだ。

現地の工場の経営者とペプシコ本社は、工場に蔓延していた体系的なセクハラの責任を認めようとせず、犠牲となった女性労働者の職場復帰の交渉を拒否している。そして前スーパーバイザーの法律弁護の支援を続けている。IUFがザグラジェックの不当解雇を新しく選出されたポーランドの首相に抗議したが、政府の対応は、この手紙をポーランド、フリートレイ社のトップに送るというものだった。そしてこのトップはIUFと連絡を取っているが、労働者は組合加入を開示するように誘導されたということを否定している。しかし、これがまさしくここで起こったことだった。

IUFは、ILOに対し無差別と組合加入の労働者の権利に関する国際条約のポーランド政府の侵害の申し立てを始めたところである。我々は、また親会社ペプシコに対する国際的な直接の圧力を高めていく方法を検討している。

あなたにできること



ソリダルノスクは、ワルシャワのペプシコ本社で1月18日に全国抗議行動を企画している。NSZZソリダルノスクの食品部会に連帯メッセージを送ることで、解雇された組合役員とセクハラと職の喪失に苦しむ女性従業員を守る闘争を支援することができる。組合にメッセージを送るにはここをクリック。移しは自動的にペプシコとIUFにも送られる。

皆さんの支援に感謝します。