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ポーランド、ペプシコ従業員のセクハラに抗議

27-Jan-2005





NSZZソリダリノスク労組の食品部会が、ポーランド、ワルシャワ近郊のグロジスク・マゾヴィエッキーにあるペプシコスナック食品工場(フリートレー)の監督者による深刻な従業員セクハラ事件を知らせてきた。

約100名の女性が夜間勤務で包装作業を行い、ここに3名の男性監督者がいる。女性たちは過去2年間、夜間勤務の監督者事務所に繰り返し呼ばれ、性的な虐待を受け、これを知らせたら解雇すると脅かされていた。昨年末に、セクハラを受けた女性たちがこれを話し始めた。

2004年12月29日、夜間シフト監督者と人事課長が少なくとも8名の女性を一人一人呼びつけ、辞職しなければ免職処分にすると脅かした。このうちの5名が脅かしを受けながら前もって用意された任意辞職の手紙に署名した。他の2名の女性と一人の女性の夫が解雇あるいは脅かしを受けて辞職した。

2005年1月3日にこの8名の女性がセクハラの罪を訴えた。3名の女性が(Klimkiewicz, Halas, Ceglinska)労働裁判所に自分たちがセクハラを受けたことを宣言し、他の5名はこれを支持した。Klimkiewiczさんは、許可されない欠勤を理由に解雇され、HalasさんとCeglinskaさんは辞職に合意するよう強要された(他に職を得ることができなくなる免職を避けるため)劣悪な仕事という理由で解雇された女性の一人は数週間前に素晴らしい勤務振り公に推賞されていた。

2005年1月7日、NSZZソリダリノスク食品部会は、こうした告発をおこなうために経営側と合った。会社側はこの調査に合意はしたものの、労働者の復職には合意しなかった。問題の監督者は辞職が許された。

今日までの会社の対応は、申し立てられている監督者の違法行為の調査を行うのでなく、犠牲者を解雇するというものだ。従業員をセクハラから守る適正な手段を取らずに、ペプシコは欧州およびポーランドの法令に大きく違反するとともに従業員の人権違反も行っている。

ペプシコ会長兼最高経営責任者スティーヴン・レインマウンドへの書簡で、IUFは会社がこの案件を即座に調査することおよび適正な行動を取ることを求めた。この状況を改善するための最初の小さな手段として、我々は、グロジスク・マゾヴィエッキー・フリートレー工場でのセクハラに反対して解雇あるいは辞職を強要されたすべての労働者を100%の賃金と手当てを持って即座に復職させることを要求する。

ペプシコ社の『世界的な行動規範』では、セクハラや他の嫌がらせを含めて、あらゆる形態の差別が存在しない職場を提供すると約束している。

この『世界的な行動規範』には、倫理に反する行為を報告してくれる個人は保護されるべきで、そしてペプシコ従業員や役員がこうした人の権利の行使に対し報復する場合は会社の懲戒処分さらには刑事上の刑罰対象とされることもあるという条項もある。ペプシコのこの行動規範は日本語を含む40ヶ国語で見ることができる。

www.pepsico.com/citizenship/coc/index.shtml

関連するページは:

http://www.pepsico.com/citizenship/coc/japanese/pg4.shtml

http://www.pepsico.com/citizenship/coc/japanese/pg14.shtml

ペプシコの行動規範は、この規範に抵触した場合それを報告するために世界のどこからでも無料でかけられる電話番号を掲載している。この "ペプシコ通称ホットライン" は 1-866 729 4888 (米国とカナダ) と 1-770 810 2637 (それ以外の国)。 ペプシコ最高経営責任者宛の抗議文に加えこのホットラインに電話すれば、効果が上がるだろう。

あなたの抗議文を送るにはここをクリック。写しは自動的に労組、ポーランド労働省、IUF書記局に送られる。

あなたの支援と連帯に感謝します