ロシアの農業食品労働者、未払い賃金に抗議のハンスト。IUF、政府に行動要請。

Posted to the IUF website 22-Jan-2005







IUFは本日ロシア当局に対して、3年間の賃金が未払いになっている農業食品労働者のハンガーストライキに対し行動を取るように要請した。クラスノダル地方のティマシュヴェスク地区にある会社、ZAOクバネットの労働者に2001年から給料が支給されていない。12月19日に給料の支給を求めてストライキがはじまった。1月18日に41名の労働者が無時限ハンストを始めた。ハンスト参加者の過半数が女性であり、この中には大家族の母親もいる。この子供たちも母親とともにハンストが決行される部屋にいる。ハンスト決行者の多くは既に医療手当てが必要な状態である。


ハンスト参加者は問いただす。『子供たちに何の罪があるというのか？』

最後の賃金支給以降に解雇された人たちの補償も含めて、会社は350名の労働者に計280万ルーブル（約10万米ドル）の負債を負う。各従業員平均9万ルーブル（約3千ドル）である。

以前はZAOクバネットはロシアで最も効率の高い食品乳業工場のひとつと見られていたが、地方当局が資産分割と疑わしいリストラを行い、このために倒産した。

ロシア大統領ピューティンとクラスノダル知事宛の書簡で、IUFはクバネット労働者が早急に全額支給を受けること、こうした状況に招いた責任者を司法で裁くことを確実にするよう政府が行動を取ることを要請した。IUFロシア代表はスト参加者に会い、この闘争を支援している。

クバネットの労働争議とハンストは今までで最も深刻なもので、またロシア農村労働者により最も支えられる団体行動である。