IUF logo; clicking here returns you to the home page.
IUF
Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


IUF緊急ボランティアチーム、アチェで活動中

Posted to the IUF website 17-Jan-2005





IUFインドネシア・ボランティアチームは、インドネシア、アチェ州の破壊されたムラボー市周辺で農園労働者とその家族のための救援活動を行っている。3名の医師と1名の医療補助者を新たに加えた一行は、アチェバラットの中心地であるムラボー市に1月15日に到着し、そこに緊急組合センターを設置した。ムラボー市は12月26日の地震の震源地から150キロの場所にあり、以前は4万の住民がいた。そしてその住民の多くが、農園労働者と漁師とその家族だった。推定では同住民の約3分の1が地震と津波で死亡したということで、街は完全に崩壊した。

本チームは3つの椰子油農園の情況を調べている。国営のPTPN1グループ所有のものがふたつ、もう1つは、Socfindo農園で民間のベルギー人所有のものだ。最初のグループの農園では少なくとも11名の労働者が死亡し、5名が行方不明となっている。中央政府のアチェ分離主義者に対する戦いのために、これらの農園労働者の多くが農園にある住居を離れ、ムラボー市に住んでいた。Socfindo農園では300名の労働者住居が壊れた。契約農園労働者は、会社従業員用に設置された緊急医療クリニックで手当て受けることができない。

IUFチームは、インドネシア軍部とは独立して活動している唯一の救済活動団体であるが、ショックを受け、破傷風とコレラの危険性が高い労働者とその家族に医薬品を与え医療手当てを施している。この地域の子供たちの中には、大災害の後、そのストレスとショックで死亡した子供たちもいる。最初に一行が行った活動は、既に現地に到着してボランティア救済活動を行っているチームに破傷風の予防注射を行ったことであった。また同市の水供給システムが完全にやられたために、一行は飲料用水施設を設置した。IUFチームは、きれいな水と医療手当てがこの地域の最優先事項であると判断した。医薬品は届いているが、適正な手当てが行えない。第ニ団のIUFチームは1月23日に到着予定である。