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南アフリカビール労働者に支援を!

24-Sep-2004





南アフリカ食品関連労組(FAWU)は、多国籍のビール会社である元南アフリカビール、現在のSABMillerにおける権利に関する対立で国際支援を要請してきた。

2001年に、同社の『ワールドクラス製造』計画の下で5つのビール工場で大幅なリストラが行われた。ケープタウン・ニューランズ工場では、平均10年勤続の138名の労働者が、会社を続けるために必要とされる技術あるいは資格を所有していないことを口実に解雇された。組合は、会社は現行の労働協約に違反し、また労働者を保護するための重要なアパルトヘイト法律の侵害であることを指摘して、この解雇に異議を唱えた。技能開発法と雇用均等法は、アパルトヘイトの差別的な教育政策から不利益を被った労働者の特定の問題を提唱するために策定されており、生産過程の変化あるいはリストラの際、労働者の訓練および再訓練を会社に要請するものである。

会社がFAWUの異議申し立てを無視し、解雇を行った時、組合はこのリストラの合法性をケープタウンの労働裁判所で争った。9月3日に裁判所は労働者と組合に有利な判決を出した。未払い賃金を受け取り、復職することになった労働者グループと、手続き上の義務に違反したとの見地から賠償金を受け取ることになった労働者グループがいた。裁判所は会社に対して、FAWUの裁判費用と弁護士費用を支払うよう指示した(百万南アフリカランド=15万米国ドル)

9月14日に、SABMillerは、FAWUに対し控訴の意図を伝えてきた。

この控訴は、解雇を争った財政負担を組合に投げ返すだけではない。控訴過程は、3年から5年かかるため、今失業している138名の労働者とその家族へ大きな苦難を課すものである。この期間、解雇された労働者は、職場復帰できず、どの労働者も賠償金を受け取ることができない。控訴は、『ワールドクラス』のダウンサイジングからのプレッシャーにさらされている他のSABMillerの過去、現在の人員削減に対し闘う効果を無効にする。FAWUは会社が裁判所の判決を控訴する権利を議論していないが、これが行われているのは、同国の多くの多国籍企業が、最も高い司法レベルに控訴することで、彼らが労働者に過度に有利であると見なしている法律を鈍らせる事を望んでいる時に起こっていると指摘する。FAWUと南アフリカの労働運動にとって、技能開発法と雇用均等法は、何十年にも渡る残虐な差別を逆転させるために欠かせない法律である。このためFAWUは国際支援と連帯を求めてきた。

今行動を


SABMillerの労使関係のトップに英語のメッセージを送り、会社が控訴を取り下げるよう要請しよう。このメッセージの翻訳は以下の通りである。  メッセージを送るにはここをクリック。写しは、自動的FAWUとIUF書記局に送られる。

あなたの連帯と支援に前もって感謝する。

SABMiller 労使関係マネージャー、Mr. Kobus Burger

拝啓

2001年ニューランズ工場の労働者解雇の非合法性についてケープタウン労働裁判所の9月3日付けの判決に対し会社は争う意図があることを聞きました。この判決を争うことは、アパルトヘイト時代の不平等、差別的な政策のため労働者を罰するに等しいものです。多くの労働者が貴社で長年勤続した者たちです。更に、裁判所は、技能開発法と雇用法は、生産の方法が変わった時に会社は労働者を解雇するのではなく再訓練を義務付けているというFAWUの議論を支持しました。この原則に争うことは、民主的なポストアパルトヘイトの南アフリカの政策手段として採択された最も重要な2つの法律文書を拒否することとして幅広く受け取られるでしょう。

従って、裁判所の判決に従い、この判決控訴の意図を取り下げることを貴殿に求めるものであります。

敬具