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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


ドイツ・ネスレでストライキ成功、雇用保証を勝ち取り、週労働時間を守る

Posted to the IUF website 27-Sep-2004





ドイツ、ジィンゲンのネスレ・マギー工場で、組合の全ての主な要求にかなう新しい労働協約の承認に圧倒的な賛成投票を行い、ドイツ食品関連労組がうった1週間にわたるストライキが9月24日に成功裡に終了した。

組合の2−3年の雇用保証の要求に合意することと引き換えに、ネスレが年間320万ユーロの経費節約を求めた時に、組合は無期限ストを宣言した。交渉委員会は年間150万ユーロの節約は、年功序列に基づく有給休暇、年間ボーナス、有給休憩の修正で達成できることを確認した。交渉は、ネスレの強硬な交渉者が経営側の要求である無給の追加労働による週労働時間延長を含めた320万ユーロの年間節約の譲歩を拒否した時に行き詰った。

本工場の99.5%の労働者がストライキに賛成投票した。話し合いが完全に決裂し、計画はIUFとスイス食品労組FCTA/VHTLの援助でスイス、ヴヴェーのネスレ本社でジィンゲン労働者を支援する国際労働組合デモを行うという進んだ段階にあった。IUFは、ネスレ加盟組合を国際的に動員し、ストライキ参加者に支援メッセージを送り、欧州ネスレの加盟組合には、ストライキを行っているジィンゲン工場からの製品生産を要請された工場は、追加生産を拒否する必要があることを知らせた。

新労働協約はジィンゲン工場の全ての常用フルタイム職を2009年1月まで保証するものであるが、これは生産量に応じて、年数が延長される。週37時間労働は変わらず、主要なドイツの使用者が多くの部門で労働時間未払いを要求している中で、相当な成果である。2004年6月に遡り、従業員は2%の賃上げを受ける。組合は、年間ボーナス支払い公式の削減、今後2年間で合計20分の休憩の段階的削減、また年間2回の休暇手当ての多少の変更を妥協案の主な要素として容認した。