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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


カンボジア、ラッフルズの和解で長期争議終了

Posted to the IUF website 15-Sep-2004





9月12日にIUF加盟のホテル労組、カンボジア観光サービス労連(CTSWF)とカンボジアのふたつのラッフルズ、ホテル・ラッフルズ・ル・ロワイヤル(プノンペン)とラッフルズ・グランドホテル・アンコール(シェムリップ)の総支配人の間で署名された合意書により4月に始まった対立が終了した。IUFアジア地域書記マーウェイピンが交渉の最終段階を支援したが、カンボジア観光サービス労連会長リ・コルムとラッフルズ・グローバルグループ人事部長ハン・ハン・ジュアンと共に公式調印の場に出席した。AFL-CIO連帯センターの支局長アロンゾ・スソンが調印の立会人となった。

合意書の条件の下で、職場復帰を希望する解雇組合員の大部分が9月13日付けで、全関係者が受け入れることのできる条件で職場復帰した。ホテルが再び従業員を採用し始めた時に、解雇された組合員が優先権を持つ。

経営側は、カンボジア観光サービス労連のそれぞれの加盟労組が唯一代表権のある組合であることを認めた。カンボジア観光サービス労連を承認したことが、事実上、解雇時に設立されたライバルの従業員組織に関する論争を終了させた。組合はこのふたつの主要な問題に関する交渉の結果に満足の意を表明した。

世界の組合は、IUFの国際キャンペーンをあらゆる方法で支援することにより、カンボジア観光サービス労連への連帯を示した。IUFの組合員は、世界中のラッフルズのホテルでデモを行った。様々な組合とナショナルセンターは、カンボジアの大使館、公館に公式行事の場としてラッフルズを使用しないように要請した。いろいろな組合が、カンボジア観光サービス労連に財政的、精神的、政治的な支援を行った。我々の姉妹組織の国際運輸労連は、ITFの航空機乗組員にこの争議を知らせ、シンガポールにあるラッフルズの本社にこれらの組合の懸念を伝えた。何千ものIUF組合員と労働権の支援者は、ラッフルズに抗議のメッセージを送った。

交渉された合意による争議解決により、国際支援キャンペーンは終了する。カンボジア観光サービス労連会長リ・コルムは、「合意に達して非常にうれしい、今後、ホテルと建設的な関係を持つことを望んでいる」と語った。書記局は、カンボジア観光サービス労連に代わり、この成功の結果に貢献してくれた全ての人々に感謝の意を表明する。