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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


国際コーヒー規範は、労働者と農家に真の変化をもたらすべき

Posted to the IUF website 14-Sep-2004





生産チェーンに沿って、コーヒー労働者を代表する国際労組連合であるIUFは、9月10日ハンブルグで立ち上げられた『コーヒー社会の共通規範』を導く交渉に積極的に関与してきた。全面的に実施されれば、本規範は栽培、収穫、焙煎、販売までのグローバルコーヒー市場の約80%をカバーするはずである。

本規範は、本分野の四大多国籍企業(クラフト、ネスレ、サラ・リー、Tchibo)を含めることを通じてフェア・トレードの小さな市場を越え、主流市場で社会環境基準を上げる努力をするものである。IUFとこの分野のアフリカ、中南米の主要加盟組合が関与した結果、本規範は、ILOの中核的条約である結社の自由、児童労働、強制労働、無差別などの明確な保証を要請するだけではなく、使用者は、労働者のために適正な職業安全衛生条件を確保しなければならず、移民労働者および季節労働者に平等処遇の保障を言及することで、現行の産業規範を相当に前進させた。本規範の詳細で明確な環境の範囲は、もし実施されれば、持続可能な生産手段の確保に向け、相当に貢献することができる。

IUFは規範の中の多くの前向きな要素を認めるが、どんな規範も国内の、グローバルの、あらゆるレベルにおける、強力な実行力のある社会・環境法規に取って代わるものでないことを強調する。任意のイニシアチブは、多角的なものであっても労働者と使用者が交渉した拘束力のある協約に取って代わることはできない。どんな独立監査制度も団体交渉の過程を通じて交渉された労働条件が尊重されているかどうか監視する事がまさにその目的である職場における強力で独立した労組の存在に取って代わるものではない。

コーヒー規範は結社の自由と団体交渉の遵守を確実にすることに関して野心的な目標を持っている。遵守を監視する『信号制度』を通じて使用者と交渉する労組があるという事のみで『黄信号』を受けるに十分である。『彼らの組織により労働者、農家の代表を向上させる資源、情報、機構が入手可能』な時、そして『団体交渉の結果が全労働者に適用される』時に青信号が与えられる。現在は、コーヒー部門にはあまりにも多くの赤信号、黄信号がある。コーヒー労働者と小規模農家の生活労働条件の真の発展は、信号が黄色から青に大幅に移った時に達成されるだろう。

従って、IUFはこの分野に努力を注いでいく、とIUF書記長ロン・オズワルドは語る。さらに、オズワルドは続け、世界のコーヒー価格の破滅的下落は、労働者と小規模農家が具体的に利益を受けるように、グローバル供給を行うために調整された努力を通じて緊急に提起されなければならない。