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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


スウェーデンのLSGスカイシェフで新労働協約、HRFとケータリング労働者の勝利

Posted to the IUF website 07-Sep-2004





9月3日金曜日の午後遅く、全国仲裁事務所から課された3日間の交渉の後に、スウェーデンのホテルレストラン労組HRFとLSGスカイシェフは新労働協約に調印した。この結果、組合が9月6日に行うと発表していたストライキが回避された。

この協約は、3年間で1500クローナ(約165ユーロ)の賃上げを求めるものである。これは5月に交渉が始められた時からHRFが要求してきた額である。

ケータリング労働者は、他の職種、産業と比較すると既に不当に給料が低い。HRFは、この状況を改善しようと、産業の他の部門で獲得されたものと同等の賃上げを航空ケータリング部門の組合員に勝ち取ろうと決意を固くしていた。

賃上げに加えて、新しい協約は組合、会社、中立の代表で構成される作業委員会の結成を求めるものである。この委員会は、雇用発展と労働条件の向上の方法を見ていく。HRFは、これを大きなものでも小さなものでも多くの苦情の根にある問題を提唱する上で重要なステップであると歓迎している。苦情は今年増加しており、労働者の間で一般の不満の種となっていた。

抗議行為が9月6日月曜日、正午に予定されていた。これにはスウェーデンの3つの国際空港の食品加工、包装、配送の約400名のHRF組合員が参加する予定であった。

IUFと国際運輸労連(ITF)とこれらの欧州地域組織EFFATとETFは、欧州の組合にこの争議を知らせ、スウェーデンからの戻りのフライトに食事の配送・搭載を指示される可能性があることを警告した。このバック・ケータリングとして知られる慣行は、ストライキを深刻に弱めるおそれがある。

ノルウェー、デンマーク、スペイン、フランス、ベルギーおよびスウェーデン運輸労組、ホワイトカラー労組HTFから連帯と支援の表明を受け取っていた。

LSGスカイシェフ内の連帯

2002年1月に、ノルウェー、デンマーク、スウェーデンの組合は、パリ、シャルルドゴール空港のLSGスカイシェフ労働者がストライキ・ロックアウトを行った間、シャルルドゴール空港にバック・ケータリングフライトを行わせないことに成功した。2002年10月、IUFとITFは、米国ホテル・レストラン労組HERE(現在のUNITE HERE)と彼らの 新労働協約の闘いを支援してヨーロッパの空港のLSGスカイシェフ労働者を組織する組合の間で連帯キャンペーンを調整した。

現在、ストライキの警告は、スペインのマリョルカ空港のLSGスカイシェフで出されている。ここで同社は2004年2月28日に期限切れとなった協約の更新交渉を渋っている。