IUF logo; clicking here returns you to the home page.
IUF
Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


IFBWW、ギリシャ・オリンピックに関連する労働者の死を強調

Posted to the IUF website 17-Aug-2004





国際建設木材労組連合、IFBWWは、オリンピックの建設場における安全性基準違反を糾弾する声明を発表した。この基準違反のために少なくとも14名の労働者の命が失われ、またもっと多くの数の労働者が大きな負傷を負った。

IFBWWによると、アテネ現場の労働者は非常に困難な条件に直面している。長時間労働1日14時間に加え、作業現場は非常に気温が高く、オリンピック競技までに建設を完了させるように常にプレッシャーにさらされている。劣悪な安全性基準の広範囲の証拠が上がり、防護服も、適正な作業手順もないような建設場はいたる場所で閉鎖されるべきである。しかし、労働者がこの状況に抗議すると、彼らは直ちに解雇された。

ギリシャ建設労組書記長、ジョージ・テオドロウは、オリンピック施設で死亡した14名の労働者の名前と詳細を収集したが、彼は、もっと多くの労働者がアテネ市の新しい道路や地下鉄などのオリンピックを支えるインフラストラクチャーの建設で死亡したと確信している。

「これらの事故は全て、避けることができるものだった。ここに起こったことは、まさに犯罪であり、利益追求のために行われた。」と、2004年アテネオリンピック村の建設労組の会長フィリオウシスは語る。フィリオウシス氏によると、犠牲者数は3倍であるという。建設業者は、健康安全に関する予算を着服し、賃金の安い未熟練の移民労働者にリスクの高い重機械の操作を行わせ、管理者が早期納入賞与を稼ぐために労働者は長時間残業を強いられている。パキスタン人、アルバニア人、シリア人を含む多国籍の労働者の労働条件と生活条件はぞっとさせられるものである。

IFBWWは、オリンピック建設現場における未熟練で保護を受けない労働者の状況と彼らが不徳な経営者の搾取に攻撃されやすいという点に焦点をあてた。IUF部門では、我々が食べる食糧を栽培し、収穫し、加工する労働者は、経営者の義務怠慢と無関心の結果、負傷、疾病で苦しみ、死亡している。移民労働者は、建設業でも、農業でも、あるいは観光業でも、ディーセントワーク、安全で健康的な労働環境、均等処遇の権利を有する。

IFBWWは、劣悪で違法な労働条件のために起こる年間200万人の労働者の死亡が避けられるものであることを強調するキャンペーンの一環として、この声明を発表した。