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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


IUFとEFFAT、欧州のGMO汚染種子に対する強い保護を支持

Posted to the IUF website 09-Aug-2004





EU環境コミッショナー、バルストロムが、近々、非遺伝子組み換え種子におけるGMOの異常発生(汚染)に関する指令を導入する。これにより種子は、以下に提案される限度閾(菜種油種子0.3%、とうもろこし、ジャガイモ、ビート、トマト、チコリー0.5%、大豆0.7%)までは、GMO汚染とは表示されない。これらの限度閾は、通常の保存種子の大規模な汚染を合法化するものである。

欧州の消費者がGMOを拒否しているために、GMOと非GMO農業の区別をなくすことは農業食品部門における雇用保障に深刻な影響を与えるだろう。この脅威は非常に深刻なものである。この限度閾案は、また加工食品および飼料の表示において法律上確立された限度閾をも脅かすものである。

IUFおよびこの欧州地域組織EFFATは現在のEUのGMO限度閾と表示に関する法律を支持する。消費者が何を食べているかを知る権利とともにこれらの表示の必要性は、近年、食品に関する恐れと危機によってその雇用が深刻な影響を被った農業食品部門の雇用保障に重要な保証となるからである。イタリアの食品労組は、消費者が求める非GMO製品の支持を肯定する労働協約を使用者と交渉した。もし、提案される指令が、保存種子の相当なGMO汚染の導入を許すものであるならば、これらの協約は、もはや持ちこたえることができないだろう。

汚染されない保存種子の供給をまもることは、殺虫剤の減少を奨励し、労働者の健康と安全および環境保護を強化し、農村の雇用を促進する方向に農業を向ける上でもまた欠かせない。

IUFとEFFAT書記長は、提案される限度閾に強く反対し、非GMO種子の供給を適正に保護できる、より規制力のある指令を支持しる旨を伝える合同書簡を該当のEUコミッショナーに送った。

この書簡は、英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語でそれぞれの言語のIUFホームページに掲載している。