IUF logo; clicking here returns you to the home page.
IUL



韓国移民労組に対する抑圧続く

12-Dec-2005



photo



韓国移民労組(MTU)の組合員と支援者は、韓国人権委員会事務所の占拠を続けている。これは同委員会の、MTU会長、アンワー・ホセインの非合法拘留を支持する決定に抗議をするものである。バングラデッシュ生まれのホセインは、5月14日に強制逮捕され、30名の入国管理警官に殴打された。これは移民労働者が自らの権利を求めて闘うことに対する一連の厳重な取り締まりであった。 (背景情報はここをクリック)。ホセインは、ビザの期限切れ滞在のために逮捕されて以来、他の拘留者から孤立させられている。彼の健康が悪化している。

ホセインが逮捕されるとMTUは、すぐに韓国裁判所に提訴を行い、同時に韓国人権委員会に彼の臨時釈放を訴えた。調査の結果、韓国人権委員会は、ホセインの逮捕が実際違法だったことを発見した。というのは韓国入国管理法によると、逮捕状は逮捕の48時間以内に発行されなければならない。ホセインの場合、有効な逮捕状が発行されたのは逮捕後52時間を過ぎてからだった。最初の逮捕状は48時間以内に発行されたが、逮捕状の発行権限を持たない者が署名したということが後にわかった。しかし、人権委員会は、これを入国管理担当官に拘留中の組合指導者の釈放を要請することを拒否することを正当づける証拠として上げた。アンワー・ホセインは裁判が終了するまで拘留され続けるが、上告を含めこの手続きには何年もかかる。

MTUの加盟するナショナルセンターKCTUは、政府のMTU承認拒否に対して、韓国政府に申し立てをおこなっている。今年、MTUを合法な労働組合として登録する申請に対して政府は移民者は、組合承認の権利、組織化、団体交渉の権利がないということを理由にこれを拒否した。これもまた、長期に渡る手続きとなり、移民労働者の承認を拒否することで、政府は基本的な人権を侵害しているというILOの裁定を実施させる機構が存在しない。

12月5日月曜日、MTUの指導者たちは、人権委員会のヘッド、チョ・ヤンーフワンとの面談を求めて同委員会事務所の占拠を始めた。彼の事務所で同氏が面談に応じるまで12時間集会を開いたが、面談の結果、同氏は人権委員会の見解を変更することを拒絶した。そのためにMTUは委員会事務所の無期限占拠を決定した。

MTUの指導者たちは現在韓国人権委員会事務所を、多くの支援者と共に占拠している。MTUの指導者たちは、入国管理担当官に引き渡されるかもしれないために、非常に危うい立場にある。国際支援が彼らの最高の防御となる。

今、行動を!


英語の e-mailを韓国人権委員会の委員長に送ろう。以下は一例である。

To the head of Korea's National Human Rights Commission Cho Young-hwang: [email protected]
subject: Release Anwar Hossain

Dear Mr. Cho,

Anwar Hossain, President of the Seoul-Gyeonggi-Incheon Migrants' Trade Union, is still in detention at the Cheonju Detention Center. Your investigation has shown that his arrest was in fact illegal. The denial of legal recognition to the MTU is a violation of fundamental trade union rights as set out in international Conventions to which the Korean government is legally bound. Mr. Hossain is not a criminal, and he should not be detained. We therefore call upon the National Human Rights Commission to take, as a matter of urgency, the necessary measures to secure his immediate and unconditional release.

(メッセージの日本語訳)
ソウル・京畿・仁川移民労組の会長、アンワー・ホセインはまだ全州拘留所に拘留されています。貴殿の調査の結果、同氏の逮捕は事実上違法でした。MTUの法律上の承認の拒否は、韓国政府に法律上の拘束力を持つ国際条約に規定される基本的な労働組合権の侵害です。ホセイン氏は刑事犯ではなく、したがって、拘留され続けるべきではありません。我々は、人権委員会に、緊急事項としてこれを扱い、同氏の即時無条件釈放に必要な措置をとるように要請します。


貴殿が送られるメッセージをMTU [email protected]、KCTU [email protected]、IUF書記局にお送りください。

MTUを擁護する IUFのキャンペーンに参加し 組合の合法的な承認を求め、組合員へのあらゆる形態の嫌がらせの中止をもとめて韓国大統領にメッセージを送るにはここをクリック .

貴殿の連帯と支援に感謝します。