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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


IUF、フィリピン砂糖産業争議の新たな暴力を非難する

Posted to the IUF website 11-Nov-2005





フィリピンのハチエンダ・ルイシタ砂糖農園と製糖工場の1年間にわたる争議で暴力が横行し続けている。昨年、IUFは農園の外のストライキ労働者を重武装した軍隊と警察の部隊が攻撃し、7名の労働者が死亡し、36名が負傷した件でフィリピン当局に抗議をおこなった。(背景情報)。IUFは迅速な司法行為と全面的な公開調査を要求した。

今日まで、誰も起訴されていない。3月にフィリピン控訴裁判所は、職場に戻れという命令を執行し、ストライキゾーンに警察と軍隊の配置を許可した労働雇用省の介入(マルコス独裁政権時代の法令に基づいたもの)を支持した。

10月25日、2名の暗殺者が、製糖工場労組の指導者、リカルド・ラモスを近距離から撃った。そして彼らは逃走した。労働者が交渉で得た争議の解決を祝っている時にラモスは殺害された。

IUFは、フィリピン大統領、グロリア・マカパガルーアロヨに書簡を送り、この暴力におざなりの警察の取調べを行うのは十分ではない、と告げた。IUF書記長ロン・オズワルドは、2004年11月の暴行事件の取調べが失敗していることから、国内でまた国外で信頼を得るには、ラモス殺害の取調べは全く異なるベースで行われなければならず、国際世論は、労働争議で根強い暴力に政府が明らかに何の行動も起こさないことにショックを受けていると述べた。正義が行われるためには、リラルド・ラモス殺害の信頼できる調査には、独立した法律の専門家と経験豊かな人権擁護者の関与が必要である。それはオープンで、透明で、あらゆる可能な証拠、証人、警察あるいは軍部が殺害に関与していたかもしれないというものを含む仮説を妨げない調査によって強化されなければならない。

この争議に係わるふたつの労組とも、IUFには加盟していない。