IUF logo; clicking here returns you to the home page.
IUL



韓国:組合つぶしのため高級ホテルが閉鎖され、IUF国際支援を要請

11-Sep-2005





IUF加盟の韓国サービス労連は、大田(テジョン)市のホテル・リビエラの陰険な組合つぶしの闘争に対し国際支援を要請している。このホテルでは昨年8月からオーナーの策を弄した施設閉鎖に組合員が闘争を続けている。組合をつぶすために適切な期間施設を閉鎖するために欺瞞の理由が使われたということを組合は立証した。彼らの闘争は今や重大な転換期を迎える。

豪華な174室のホテルとコンヴェンション・センターは韓国の中央に位置する忠清道(チュンチョンド)で最大のホテルで、2001年にShinanグループが買収した。観光振興資金から買収価格の半分をやや上回る公共資金が地元開発振興の目的でこの買収に投じられた。新オーナーは即座に懲罰的な仕事の再配分と組合活動家の解雇を通じて組合の弱体化を図った。2003年、経営者は部分ストライキを挑発し、組合員をロックアウトし、労働協約の主要な部分、特に労働組合権に関する条項を破棄しようとした。組合は127日間におよびストライキでこれに対応し、やがてこれは地方政府の仲裁で終了した。

しかし、和解条項は一度も守られなかった。そして2004年6月に経営者は組合会長の辞任と組合の解散を求め、もしそうしなければホテルを閉鎖すると直接脅かした。8月1日、会社は全組合員に解雇通知を送った。地方政府が仲裁役を務める話し合いは経営者が組合を労働者協議会に置き換えると主張したために失敗に終わった。8月31日会社はホテルの閉鎖を宣言した。


2005年8月29日: ホテル・リビエラ組合員、韓国サービス労連組合員、韓国民主労働党の代表が儒城区のホテルリビエラの錠がおろされた玄関の前に集う。中央の横断幕には、記者会見は、Shiananグループ会長 Park Sun-seokに全国労使委員会判決の実施とホテル・リビエラの通常営業の再開を求める、とある。


組合は、地元コミュニティー団体集会や現地集会、Shiananグループ本社でのデモのためソウル行き、夜間のホテル占拠などでこれに闘ってきた。組合はまた表向きの理由を財政状況とする閉鎖は実は組合つぶしのためだと反駁してホテルオーナーを地方労使関係委員会に訴えた。Shiananは、この利益の上がるホテルのリースも、売却もおこなわず、それどころか、非正規労働者を雇おうとさえした。

2004年11月に地方労使委員会は組合の苦情を法的に正しいと認め、ホテル閉鎖は欺瞞で、解雇は不法だったと判決した。この判決はホテルに解雇した組合員を職場復帰させ、通常営業を再開することを求めものだった。会社は全国労使委員会に控訴し、全国労使委員会は先の判決を支持した。

しかし、労使委員会による判決を実施させるのは困難である。組合は組合員の職場復帰のためのみに闘っているのではなく、地元の雇用に必要な企業の再開を求めて闘っているのである。組合は重要な前例となるべく、また組合承認と団体交渉に基づく通常の労使関係に対する使用者の敵意に動機づけられた閉鎖を今後防ぐことを求めている。

ホテル・リビエラでの長期の闘争の中で、IUF書記局は地方および全国労使委員会に法律の支持と組合権の擁護を求めて書簡を送った。組合はこのスキャンダルに満ちた閉鎖を全国労使委員会の決定の迅速な実施で終結させるために今ではこのメッセージを韓国大統領と労働大臣に送るよう求めている。使用者が組合に対応することを避けるたいがために職場を閉鎖できてはならない。

ホテルが早急に通常の営業を再開し、解雇された組合員が未払い賃金を全額支給され職場復帰できるように韓国政府に行動を求めるメッセージを貴方も送ることができる。 ここをクリック. 貴方のメッセージの写しはIUF書記局と我々の韓国のホテル労組に送られる。

連帯と支援に感謝します。