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パキスタンのホテルの権利侵害行為に抗議!ホテル労組会長の職場復帰要請!

29-May-2005





パキスタンのクエッタ・セレナ・ホテル労組会長ハジ・グル・ハサンは、勤務時間外に従業員がホテルに留まることを禁ずるホテルの規則、規約違反で同ホテルを解雇された。しかし、グル・ハサンは問題の日に就業不能休暇を申請しようとする組合員を助けるために組合会長の権限でホテルに留まっていた。仕事のオフにホテルに来て組合活動をすることは普段からあったにもかかわらず、ハサンは3月30日に解雇通知を受け取った。ホテルの従業員はこれに抗議して、不当解雇された組合会長の職場復帰を要求した。地元の労働連合はホテル経営者との話し合いを提案したが、この提案は受け入れられなかった。4月29日にグル・ハサンは、苦情申し立てを手渡すためにホテルに行ったが、ホテルの経営スタッフの目の前で警備員に打ちのめされ、ホテルの人事担当者が呼んだ警察官によって連行された。翌日、組合員はホテルの外で午後4時から10時まで座り込みを行い、最終的にグル・ハサンは警察から釈放された。

5月3日、ホテルの外で60名を超える組合員が平和にデモを行っていたが、経営者が警察に頼み込んだために、彼らは逮捕され、真夜中まで拘留された。

あなたにできること


IUFはホテルの経営者とセレナ・ホテルグループのオーナー、アガ・カーン経済開発基金に手紙を書き、このような脅しや攻撃的な行為は明らかに基本的な人権、特にILOの国際労働条約の規定に違反していることを指摘した。この抗議にあなたの声も加えていただきたい。

メッセージの例



宛先:Quetta Serena Hotel 総支配人
Fax: +92 81 82 00 70

写し:

アガ・カーン開発ネットワーク(The Aga Khan Development Network)
スイス、ジュネーブ
Fax: +41 22 909 72 92

拝啓

125カ国の1200万名を超える組合員を代表する国際労働組合連合であるIUFからケタ・セレナホテルの基本的な民主権の深刻な侵害について通知を受けました。これは、組合員に対する暴力、脅しの行為ならびに同ホテル労組会長、ハジ・グル・ハサンの不当解雇です。
セレナのホテルブランドはアガ・カーン経済開発基金の観光振興部門のひとつです。アガ・カーン経済開発基金に加盟するために組合権および組合員であるという理由で差別を受けたり不利を被ったりすることからの擁護を含む人権の尊重という基本的な価値を持たなければならないことは明白です。

基本権の擁護と組合会長ハジ・グル・ハサンが元の地位に職場復帰することを確実にすることで安定した平和な労働環境の回復に向けて必要な措置を取るように要請します。

敬具

IUF書記局に抗議メッセージの写しをお送りください。これを同ホテルに送ります。.

連帯と支援に感謝します。

アガ・カーン経済開発基金は、開発途上国の特定地域における企業建設援助の営利国際開発機関である。投資先の企業経営に直接参加したり、投資先とのパートナーシップを通じて、アガ・カーン経済開発基金は強力な地元の企業を構築する。この手法とアガ・カーン経済開発基金の投資が人的および自然環境に与える影響の感度の良さを組み合わせ、開発途上国で健全で社会的責任を果たす民間部門の育成を助ける。(ウェブサイト上の情報から掲載)http://www.akdn.org/agency/akfed.html