監禁中のエリトリア労組活動家の釈放を求める

15-May-2005





ＩＵＦは、エリトリアで拘留されている組合指導者3名の釈放運動に国際支援を要請している。ＩＵＦ加盟の食品飲料ホテル観光農業タバコ労連会長のＴｗｅｌｄｅ　Ｇｈｅｂｒｅｍｅｄｈｉｎおよび繊維皮革労連の書記Ｍｉｎａｓｅ　Ａｎｄｅｚｉｏｎは３月３０日に治安警察に逮捕され、その後拘留が続いている。我々が得た情報によると、ＧｈｅｂｒｅｍｅｄｈｉｎとＡｎｄｅｚｉｏｎはナショナルセンター、エリトリア全国労連の事務所で逮捕された。4月9日に、警察はコカコーラ労組委員長で、食品飲料労連の執行委員であるＨａｂｔｏｎ　Ｗｅｌｄｅｍｉｃａｅｌを逮捕した。報告によると、Ｗｅｌｄｅｍｉｃａｅｌは労働者の生活水準の破滅的な低下に対し、防御のために労働争議を考慮するよう労働者に主張していたということである。我々が確認できる限り、3名は、48時間以内に逮捕者を判事の下に連行する義務が憲法上規定されているにもかかわらず、この時間を越えて罪状のないまま外部との連絡を絶たれて監禁されている。報告によると彼らはアスマラにある秘密治安刑務所に入れられているということである。

エリトリアは、単一政党の支配下で抑圧の度を増している。政府はエチオピアとの対立を利用してパラノイアの原因を作り上げ、権力の統率力をさらに引き締めている。　アムネスティ・インターナショナル（3名の監禁組合指導者の支援行動を要請している）によると、エリトリアで人権侵害が大規模に行われている。何千名もの政府の批判者や反対者は、その多くが暴力を使用せず、これを提唱しなかった善意の囚人であるが、秘密に拘留されている。ある者は数年にもわたり拘留されたままである。裁判や、告発や、審理を誰もを受けていない。いくつかのケースでは、軍と警察役人の審査団が公正な裁判の基本基準を嘲る秘密の手続きで刑罰を言い渡す。拘留されたものは罪状を知らされず、自分を弁護したり、法律的に代表される権利を持たず、彼らの基本的権利の侵害に異議を申し立てる独立した司法制度を持たない。アムネスティ・インターナショナルは拷問が体系的に使用されていると言っている。

これらの逮捕は抑圧のサークルが労働運動を含むまでに拡大したことを意味している。ＩＵＦと繊維皮革労働者の国際組織ＩＴＧＬＷＦとＩＣＦＴＵは共同でＩＬＯ事務局長ホアン・ソマヴィアにこの3名の釈放のためにエリトリア政府に介入するように申し入れた。貴方の支援が同様に緊急に必要である。

今行動を

英語でエリトリア政府に抗議文を送り、拘留されている労働組合指導者の即時かつ無条件の釈放を要請し、彼らが拘留者の安全と健康に責任を持つということを伝えよう。政府が使う最高の武器は機密性である。多くの人が反応することでグローバルな宣伝となる。あなたの労組にこの逮捕を伝え、ローカル労組、全国労組、国際労組が抗議文を送るように呼びかけよう。以下の文書は、その例である。

エリトリア大統領への抗議文の例

エリトリア　イサヤ・アフェウェルキ大統領
Ｆａｘ番号＋2911126422

写：大統領執務室　公安局長、アブラハ・カサ准将
Fax番号＋2911126422

組合指導者の逮捕の件

大統領閣下

3名のエリトリアの組合指導者の逮捕と拘留に関して大きな懸念を抱き、この書簡を送ります。私の受けた情報によると食品飲料ホテル観光農業タバコ労連会長Ｔｗｅｌｄｅ　Ｇｈｅｒｂｒｅｍｅｄｈｉｎと繊維皮革労連の書記Ｍｉｎａｓｅ　Ａｎｄｅｚｉｏｎが3月30日に治安警察に逮捕されいまだに拘留されています。ＧｈｅｂｒｅｍｅｄｈｉｎとＡｎｄｅｚｉｏｎはエリトリア全国労連の事務所で逮捕され、アスマラで拘留されていると聞いています。4月9日には治安警察がコカコーラ労組の委員長Ｈａｂｔｏｍ　Ｗｅｌｄｅｍｉｃａｅｌを逮捕しました。

この3名は弁護士とコンタクトできずに外部との連絡を絶たれて監禁され、さらに拘束され続けてているようです。逮捕48時間以内に判事の下に連行されるべきと規定したエリトリアの法律の侵害であります。これらの3名の組合指導者は、組合役員としての自分たちの任務を行おうと努力したために拘留されています。

こういった逮捕と拘留は従って国際法律基準の深刻な侵害であり、ＩＬＯ加盟国として、またＩＬＯ条約87号と98号の調印国として、エリトリアが法律上の義務を負う結社の自由に関するＩＬＯ条約の明らかな侵害であります。

貴政府に対してこの3名の組合指導者の即時かつ無条件の釈放を要請します。国際世論ではこの拘留者の身体面かつ精神面での安全と健康は貴政府の責任となります。

敬具

送ったメッセージの写しをＩＵＦ書記局に送ってください。連帯と支援に前もって感謝します。