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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


韓国、臨時雇用奨励法案に反対し、闘い続く。

Posted to the IUF website 06-May-2005



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韓国労組、臨時雇用に反対行動

韓国のふたつのナショナルセンターKCTUとFKTUの会長は、臨時雇用利用を簡便化するふたつの法案の実施が6月まで延期された5月3日に12日間のハンストを終了した。両組合指導者の行動は、ふたつの組織による初めての合同ハンストであり、雇用の臨時化の進展にストップをかけるのが、非定期労働者が労働人口の約60%を占める国で、労働運動の最優先事項となっていることをはっきり示唆している。立法化が延期されたので、組合は計画していた全国ストを中止した。

三者構成の交渉は、組合が、同一労働同一賃金、期限付きおよび短期契約労働者を雇用できる状況の厳格な定義、短期のカテゴリーの最大1年までの制限を主張して行き詰った。三者構成委員会を代表する使用者グループは、法案を労働者の権利を害するものと批判する全国人権委員会の報告書を頭ごなしに拒否した。同委員会の報告書は、非定期労働者の状況を、同等処遇の権利を保証する国連の経済、社会、文化的権利に関する国際誓約、世界人権宣言、ILO条約、韓国憲法に照らし合わせ検討を行った作業委員会の2年間の調査の成果である。


青洲市のメーデー、機動隊がディーセントワークを求めてストライキを行う臨時建設労働者を盾で攻撃

組合のメーデーデモは、この法案の闘争に重点がおかれた。メーデーの前日に青洲市のHynixマグナチップ・セミコンダクターでストをおこなう非定期労働者に機動隊が暴力を行使した。またメーデーには会社(SK建設)に交渉の席に着くよう求めて組合旗を掲げるために石油精製塔に登った非定期労働者が攻撃された。このようにこの問題の重要性が強調された。蔚山の日雇い建設労働者、非定期労働者の組合の組合員は、3月18日から、1日8時間労働、有給休暇、最小限の安全装備、食事と着替えの場所を求めてストを行っている。合法なストにもかかわらず、闘争が始まってから12名の労働者が投獄され、100名が逮捕された。