IUF logo; clicking here returns you to the home page.
IUL



ニカラグア、Nemagon犠牲者に連帯を

29-Apr-2005



photo



5月31日、マナグアの国会前で野営をしていたニカラグアの農村労働者の闘いは、暫定合意により転機を迎えた。本合意は21のプログラムからなり、Nemagon中毒と慢性腎臓疾患の犠牲者に医療、社会的、経済的援助を提供するものである。Nemagonでバナナ、サトウキビ農園の労働者が被害を被った。キャンペーンの最初の段階は勝利し、終了となった。従ってニカラグア大統領にメッセージを送る必要はもはやない。

IUFは、国会前で2ヶ月以上野営して、Nemagonで犠牲者になった人々に正義を求める何千名ものニカラグア農村労働者に支援と連帯を要請する。毒性の高い殺虫剤、ジブロモジクロロプロパンの誘導体が、何十年にもわたり製造国アメリカで安全性の問題で禁止された1979年以降もバナナ農園で広範囲かつ無差別に使用された。10万人以上のニカラグア人がNemagonの暴露から多くの影響に苦しんだ。これには皮膚疾患や生殖障害や致命的な癌まである。少なくとも1000名のニカラグア人が、この殺虫剤の暴露で死亡した。バナナの生産地チナンデガで、2月20日以降40名が死亡した。チナンデガで労働者は、マナグアへの『逆戻りのないマーチ』を始めた。彼らは政府が決定的な行動を取るまで野営を続ける意気込みである。



2001年に国会はNemagonを製造し、使用した多国籍の殺虫剤メーカーとバナナ会社に対しての訴訟を認め、全犠牲者に全面的な医療措置を求める法律364号を通過させた。ニカラグアの裁判所は、ドールのニカラグアの子会社および化学会社ダウ&シェルは賠償金として4億9000万ドルを支払うべきと判決した。しかし賠償金は1銭も支払われておらず、ボラニョス精勤は法律で定められた誓約を果たしていない。

ニカラグア大統領にメッセージを送ることでNemagonの犠牲となったすべての人々のために正義を求める労働者キャンペーンを支援できる。メッセージはIUFラテンアメリカ地域書記局の連帯ページのトップで英語とスペイン語で送ることができる。

メッセージを送るにはここをクリック .