韓国KCTU、臨時雇用を簡便化する法案に反対し、ストライキ呼びかけ

Posted to the IUF website 01-Apr-2005







最新情報！組合はKCTUの争議行為、抵抗運動に熱狂的にこたえている。組合の担当者は当初、約１０万の組合員の参加を予想していたが、KCTUの推定では行動に参加したのは１６万ということだ。２３１の職場の推定１２万の労働者がストライキの呼びかけにこたえ、何千名もの労働者が職場での何らかの抗議行動に参加した。サービス、生産、販売部門のIUF加盟組合は４時間のストをおこなった。

韓国民主労働組合総連盟（KCTU）は国会で審議中のふたつの法案に労働者が反対していることを表明するために、１０万名の組合員に対し４月１日に４時間のストライキ行うようを呼びかけた。このニ法案は派遣労働者と一定期限の契約労働者を『保護する』という言葉で粉飾されているものの、KCTUはこの法案が立法化されれば、韓国の労働力の臨時雇用が明らかに推進されると論争する。韓国の全労働者の約６０％は臨時契約あるいは非定期契約の下雇用されている。

警告ストライキは、臨時雇用の潮流を元に戻そうという組合の二段階闘争の一部である。常用雇用が削減されることで組合の力が更に弱体化される法令に反対するだけでなく、KCTU加盟組合は臨時従業員に常用身分を勝ち取るために工場で団体交渉の力を利用している。２０００年、ソウル・ロッテホテルで７４日間に渡るストライキが成功に終わったが、ここでも争点は臨時雇用の問題であった。昨年、韓国コカコーラボトリングの組合が、臨時労働者に常用の身分を勝ち取るために交渉を行いこれは成功を収めた。(この情報についてはここをクリック)　

KCTUのストライキの呼びかけに呼応してIUFホテル・レストラン・ケータリング・観光部門加盟組合KFSUは大集会を企画している。集会後は、国会前で行われるソウル地域のKCTUのデモと合流する予定である。食品飲料部門のKCTUコカコーラ労組（現在IUFに加盟をする手続き中）は２時間操業を止め、本法案の制定に抗議し集会を行い、ソウルと午後には慶尚南道で行われるKCTUのデモに参加する。IUF書記局は加盟組合および総連盟に連帯のメッセージを送った。

韓国の労働省はこの争議行為を違法な政治的ストライキだと宣言し、ストライキ参加者を厳重に処罰すると述べた。