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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


ニュージーランド労組、LSGスカイシェフで解雇された従業員を支援してキャンペーンを

Posted to the IUF website 12-Mar-2005






IUF加盟のサービス食品労組(SFWU)は、ニュージーランドのオークランド、ウェリントン、クライスチャーチの各空港で350名のLSGスカイシェフ従業員を代表するが、不当解雇された組合代議員の職場復帰の支援を呼びかけ、キャンペーンをスタートさせた。

本案件が解決を見た。詳細は以下の通り。

ウェリントン空港の組合員の、LSGスカイシェフ従業員は2005年2月22日に突如解雇された。これは滑走路の間一髪で回避した事故の責任を取らされたものだった。

この事故は飛行機が滑走路で突然ターンした時に起こった。組合員は滑走路の脇のサービス用の道路でトラックを走らせていた。組合員は今にも起こりかねない衝突を避ける手段を取った。これによる被害は人にも物にもなかった。

その後、組合員は再びこのような事態がおこった場合の対処方針を策定するための事故検分で会社を援助するように持ちかけられた。しかし、LSGスカイシェフは彼が会社の方針の安全規則を守らなかったとし、その場で解雇した。会社の申し立てに回答する機会は与えなれなかった。

SFWUは雇用関係局にこれは不当解雇で差別であると訴えた。また解雇された組合員の職場復帰を求めて、また同様の状況に対応するための訓練をはじめとする労働者の安全性を確実にする手段を求めてキャンペーンを開始した。

不当解雇労働者を代表する組合と使用者は全ての問題を調停を通じて解決することに合意した。第2回の調停会議後、3月14日に両者は共同声明を発表した。その内容は、相互に容認できる基準に基づき、全ての雇用に関する問題を友好的に解決したというものだった。

組合員のレイ・カッターはニュージーランドを始め全世界の人々からの支援にとても感激した。SFWUは連帯と支援に感謝の意を表明した。


労働者、新協約を勝ち取る・新組合員を獲得

SFWUとEMPU(エンジニア・印刷工・製造業労組、IUF加盟組合)が組織化する労働者は、2004年10月に争議行為を行った。LSGスカイシェフ経営者が賃上げと残業代の値上げの組合要求をを真面目に交渉することを拒否したからである。ニュージーランドの空港で10月1、3、6、8日に一連の波状ストライキを行い、その後、労働者は24時間ストライキの嘆願を行った。最終的に経営者は調停に合意した。ほとんどの組合員の要求にかなう2年間の協約が11月に批准された。組合が一生懸命に活動し、それを組合員が圧倒的に支持した結果、組合は3つの空港で新しい組合員を獲得することができ、ニュージーランドのLSGスカイシェフでの組合の力を強めた。

各LSGスカイシェフ間での連帯

IUFを通じて、ニュージーランドの労働者はこの闘いの間、争議行為がスゥエーデン、スペイン、フランスの空港でも起こっていることを知らされた。このためにLSGスカイシェフ従業員の国際連帯の本当の仲間だということを実感した。

2004年9月にスゥエーデンで団体交渉闘争が起こっていた時、ニュージーランドの組合の交渉委員会は誠実に交渉することを拒否する融通の利かぬ、主張を曲げない経営者に直面していた。8時間ストライキを行い、全日ストの通告をして初めて会社は、調停を受けることに合意し、組合の交渉委員会の提供を真剣に考慮するようになった。この妥結は組合員の圧倒的過半数により批准された。過去に遡っての賃上げ、残業代支払いが行われ、最低賃金は7.7%上昇した。