スウェーデン労組、労働者派遣業者で勝利

Posted to the IUF website 22-Jul-2004





ナショナルセンターLOに加盟する１６のスウェーデン労組が、サービス業企業の大きな団体であり、同国の多くの労働者派遣業者をまとめるALMEGAと重要な協約の交渉を行った。IUF加盟のホワイトカラーの組合HTFは同様の協約をALMEGAと交渉した。

新しい制度は、全てのALMEGA労働者派遣業者を拘束するもので、業者はLA/ALMEGA合同理事会からライセンスを受けねばならず、この認可の条件のひとつが労働協約存在の有無である。組合情報源によると、これらの業者を通じる臨時雇用の平均期間は近年16ヶ月から40ヶ月に延長されたということである。

LO協約は、最も給料の低い者に1ヶ月500クローネ(約67米ドル)を加算するために賃金格差の減少に相当貢献する。また全従業員に一律500クローネが加算される。本協約は派遣業者従業員に過去3ヶ月の平均収入の少なくとも９０％の最低賃金を保証するものである。

スウェーデン労働運動にとって派遣業者をしっかり押さえることは重要な目標であり、本協約は重要な勝利である。HTF協約における重要な条項は、フルタイム雇用からの逸脱は当該組合によって合意されなければならないというものである。この協約によって確立された新しい制度では、全ての新従業員は、最初の日から133時間の支払いを保証される。(以前の協約では125時間。18ヶ月以降は150時間まで保証が増える。18ヶ月以降、150時間以上の実労働時間への支払いは16％増加する)

このライセンス協約を通じて、組合はALMEGAとともに、賃金や労働条件を切り下げる派遣業者を孤立させるために共に働くことになる。