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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


経営者報復、カンボジアのホテルストライキに続き組合員を解雇

Posted to the IUF website 24-Apr-2004





カンボジアの5つ星ホテルで、IUF加盟組合カンボジア観光サービス労連が4月5日に始めたストライキから対立が続いている。背景情報に関しては、ここをクリック。 6つの高級ホテルの組合員は、毎月定期的に従業員にホテル・サービス・チャージを100%還元するようにという政府の仲裁判決を経営者が一方的に拒否したとき、職場放棄を行った。カンボジア仲裁委員会は、4月12日に職場に戻るよう要請し、サービス・チャージ争議の聴聞会を4月21日に予定した。

しかし、シエムリアップのラッフルズ・グランド・ホテルでは4月12日に職務につこうとした組合員が職場に入ることを拒否された。ラッフルズ・シエムリアップの経営側は、1月26日付けの仲裁裁定(賃上げと毎月の100%のサービス・チャージ還元を要請するもの)を争っている。4月20日に約200名の労働者が解雇された。

プノンペンのラッフルズ・ル・ロワイヤルの経営者も4月17日に仕事に戻ろうとしたストライキ労働者を阻止した上、97名の労働者を解雇した。彼らは書面の解雇通知を受け取った。インターコンチネンタルでは、仕事に戻るのを阻止された上210名の労働者が解雇された。サンウェイ・ホテルでは28名のストライキ参加者が首になった。

4月22日にカンボジア仲裁委員会は、経営者に対し、全労働者を4月23日に職場に復帰させ、2004年4月5日から12日までのストライキに参加した件で従業員にいかなる処罰も行うことを禁止する暫定判決を出した。

ラッフルズホテルや他のホテルの経営者は、報道関係者にストライキから生じた損害について苦情を述べた。しかしカンボジア観光サービス労連は、過去3年間のみでもホテル労働者に未払いのサービスチャージは総計3万米ドルに上ると見ている。

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