IUF logo; clicking here returns you to the home page.
IUF
Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


チキータがコロンビア事業売却の交渉を始め、IUFとチキータは、労働組合権尊重を維持する条件に合意

Posted to the IUF website 03-Mar-2004





2001年6月、IUFとラテンアメリカバナナ労組調整委員会(COLSIBA)とバナナ多国籍企業のチキータは、ラテンアメリカにおける各事業所の結社の自由、最低労働基準および雇用に関する画期的な協定に調印した。本協定は、チキータが結社の自由に関する条約を含むILO中核条約を尊重するコミットメントを確認するものである。

チキータは最近、同社のコロンビアにおける事業を長期購入契約を結ぶ同国内の生産者であるBANACOLに売却するべく交渉に入ったと発表した。IUF/COLSIBA/チキータ協定は、同社所有の事業所で適用されると同じ組合権の基準を取引業者が尊重するようにチキータが影響力を行使していくことを約束するものである。IUFは同事業者が売却される暁には、チキータとIUF加盟のSINTRAINAGRO間に存在する労働協約を維持するようにと会社と話し合いを始めた。現在の労働協約はSINTRAINAGROをコロンビアのチキータ労働者を組織化する唯一の組合として認めている。


2004年2月見直し委員会で覚書に合意。
後列左から、マニュエル・ロドリゲス副社長人事担当、ロン・オズワルド、ルイス・ペドラサ(IUFラテンアメリカ)、ボブ・キッシンジャー社長兼最高執行者,ジェフ・ザラCSR/企業財務担当
前列左から ギレルモ・リベラ(SIMTRAINAGRO)、フェルナンド・アグイレ最高経営責任者、ジャーマン・ゼペダ(COLSIBA)


コロンビアの状況は、IUF/COLSIBA/チキータ協定適用を検討する半年に一回の見直し委員会でも重要な議題として扱われている。IUF、COLSIBA、SINTRAINAGRO、チキータ間の覚書が結ばれたが、これにより、このような売却契約に、現行の労働協約を全面的に有効なものとし、買主となるものがあらゆる権利と義務を伴いSINTRAINAGROを現在のチキータ労働者の唯一の労組代表として認め続けることを入れることをチキータはコミットすることになった。チキータは、BANACOLに最低労働基準およびIUF/COLSIBA/チキータ協定を尊重させるために最大限の努力を行うことになる。これは本協定がチキータの取引業者に適用され、またこの場合本協定の解釈により、現在の交渉におけるチキータの影響力の重大さを認識するからである。