国際パルマラット労組会議

Posted to the IUF website 15-Oct-2003





２００３年９月２７−２８日、４大陸、８ヶ国からパルマラット労働者を代表するIUF加盟組合がオンタリオ州、ポートエルギンのCAW教育センターで会議を開き、この乳業・果汁・製パン部門の多国籍企業の活動に関して戦略を討議し、共通見解に合意した。

本会議は、パルマラット内で組合の共通戦略を構築するプロジェクトに加盟組合の経験と知識を出し合う好機であった。参加者は彼らの組合員に影響を持つ問題を提起し、今後の活動の共通基盤を確認した。

１９９０年代に、同社は、世界中の買収によりかなりの成長をはかり、本拠地イタリア、ヨーロッパを越え世界に広がった。この会社拡大は概して、買収企業の新規投資を生まず、かえって集中化と合理化を招いた。この結果工場閉鎖と雇用の喪失が生じた。またパルマラットが来たことによりそれまであった労使関係が悪化した。組合がパルマラット施設を組織化しようと試みたところでは、組合は敵対行為に会い、組合を寄り付かせないように実力行使にあった。

参加者は、同社の労使関係は世界的な問題であることに合意し、組合の力と連帯を基盤とするグローバルな対応を要請した。将来の活動勧告や組合権と組合承認の最低基準を確保するためにパルマラットと関係を作るIUFの努力を積極的に支援する加盟組合のコミットメントをはじめとする戦略および行動計画が採択された。