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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


アジアコカコーラ労組、権利を求め、契約労働者のために闘う

Posted to the IUF website 13-Oct-2003





香港、インド、日本、韓国、フィリピン、スリランカのコカコーラ労働者を代表する組合がマニラで10月6−7日に集い、以下の声明を採択した。

本地域のコカコーラ労組は、契約化およびアウトソーシングの形態をとるリストラ、そしてこれが労働者に与える悪影響に関し懸念を表明する。本地域のコカコーラ労組は、非典型労働者、契約労働者、非定期労働者の労働組合権および団体交渉権のために闘うことに合意する。また非典型労働者、契約労働者、非定期労働者の組織化に力を入れ、団体労働協約および他の労働契約に彼らを常用雇用にする目的で、これらの非常用労働者の保護規定を入れる努力をする。

コカコーラ労組は全従業員の利益を守るための強力な交渉力を持つことを目的とし、全国統一強調に向けて進むことに賛同する。

全般的に、コンファレンスは、組合との交渉が単なる通告あるいは協議を超えた相互合意と信頼の関係に基づいたコカコーラ労務管理制度に期待するものである。コカコーラシステムに国際労働機関の中核的な労働条約、特に結社の自由と団体交渉の尊重、国内法を上回る水準の労働協約の遵守を要求する。

韓国、インド、スリランカ、フィリピン、香港において既得労働組合権を深刻に弱体化するとともに、使用者に労働組合の地位を下げさせ、臨時雇用を増加させる力を与える法案導入および司法判決を糾弾する。全国労組に対し地域書記局と協力し、これらのアンチ組合行為を打破する方法に関する情報交換を求める。

2003年10月21日、ニューヨークで開催されるグローバル・コカコーラ経営者/IUF会議に関して、本コンファレンスは書記局に以下の問題提起を求める。

多くの国で現在、定期雇用の職が非典型、契約、非定期労働に取って代わられていることへの懸念。例えばコカコーラ・フィリピンにおける利益システムの実施は長期勤続常用従業員のレイオフおよび強制退職という結果を生じた。彼らの職務は新規雇用の下請け従業員が取って代わった。

ボトラーとコカコーラ・カンパニーの関係はますます不平等になり、このアンバランスがコカコーラ労働者にマイナスの影響を与えている。

地域全体ではコカコーラカンパニーの戦略とリストラの情報が不足している。こういった情報があるところでも、すでになされた決定の発表という形である。これに関してインドとフィリピンが特に目立っている。

コカコーラカンパニーは、環境保護的にバランスの取れた、現地の資源、特に水のニーズを尊重した生産システムを作り、投資する。