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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


ロシアのコカコーラ、組合組織化に引き続き反対を

Posted to the IUF website 19-Sep-2003





8月8日にモスクワボトラーのコカコーラ組合指導者 ヴィクトー・グラチェフ が職場復帰し、組合組織化指導の理由で不当解雇された補償として2年間の賃金を受けとることになると報告した。

コカコーラ経営者は公に裁判所の判決を尊重すると発表した。しかし、グラチェフ氏は合計35万ルーブルの補償金のうち1万5千ルーブルしか受け取っていない。

9月9日、ヴィクトーはモスクワ市裁判所からコカコーラが7月18日の裁判所判決の再考を要請する上訴請求を提出したという通知を受けた。再考請求は8月14日付けでコカコーラHBCユーラシアモスクワ局長V.Olaffsonが署名している。

コカコーラ社はモスクワ・コーク労組のチーフ・オルグをやめさせ、組合に加入する労働者の増加を食い止めようとしている。会社側はヴィクトーに対し同氏に支払った一部の補償金を払い戻すようにとさえまた、会社の上訴経費を支払うのは同氏であるとさえ主張している。

コークのこの非妥協的な態度はロシアのコーク労働者の組織化への関心増加に対抗するためとの説明がつくかもしれない。労働組合新聞、ソリダモストにモスクワ・コークボトラーの成功の記事が掲載されたためにコーク労働者の間で組織化の関心が増加したのである。

コカコーラHBC(ギリシャに本社を持つ大手アンカーボトラーで、同社が中東欧のコーク流通を担っている。)がロシアのコーク工場で組合組織化に反対し続けることをIUFは容認できない。ロシアまた世界のコーク工場の組織化支援にIUFは力を入れている。