イタリア観光業労働者に新労働協約

Posted to the IUF website 25-Aug-2003





今年４月９−１０日に開催されたIUF執行委員会は、イタリア観光労組の２００１年１２月３１日に期限切れとなった観光部門労働協約を更新する闘争を支援する決議を採択した。１８ヶ月に渡る交渉の結果、経営者が妥協せず、組合は４月１８日に全国規模で高速道路のレストランのストライキを起こしたりしたが、FilcamsとFisascatとUiltucsは３つの経営者協会のうち２団体と全国規模の新産業別協約に調印した。

最初の労働協約は７月１９日に調印されたが、約３０万事業所の１００万の労働者に適用されるもので２００３年７月に始まり、２００３年８月に２回の一時金、２００４年１月と合計４段階の賃上げを規定している。本労働協約は全ての観光労働者に補完的な健康保険制度を確立し、臨時労働者および季節労働者の呼び戻しの権利を再確認し、拡大したものである。この４日後に２番目の経営者団体と調印された協約も内容はこの規定と同じである。

８月の休暇に入る直前に、３番目の経営者協会が９月の交渉再開をあてこみ、賃上げした７月の給与および８月の一時金の払いを行うことに合意した。これは少なくとも経済的な分野では全ての観光労働者に同等の処遇が保証されたものと組合は自信を持っている。